安藤忠雄展~ダイナミックな建築家~
安藤忠雄は日本を代表する建築家で、世界でも多くのプロジェクトを担当し広く知られています。
「光の教会」について
この展覧会の目玉は、野外展示場にある「光の教会」の実大レプリカでしょう。正式名称は「茨木春日丘教会」といい、大阪府茨木市にあります。
実際の教会では、雨や風が入らないように、十字架のスリット部分にガラスがはめ込まれています。しかし、安藤忠雄は風が通る教会にしたかったそうで、レプリカではちゃんと空いています。
また、この展示はスケールが大きく建築物とみなされてしまうため、美術館側が増築の申請を出して、建築したということには驚きです。
直島について
直島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島です。教育的な文化エリアを築くという「直島プロジェクト」の一環として、1989年に安藤忠雄監修の直島国際キャンプ場が誕生しました。そして今では30年の時を経て、直島を含むエリアは現代アートを発信する場として世界的に注目されています。
展覧会では空間インスタレーションとして、直島の巨大模型の上に安藤建築が再現され、うしろのスクリーンで解説の映像が流されていました。
まとめ
今回紹介したものはほんの一部で、展覧会では安藤忠雄が手掛けた住宅から大きなプロジェクトまで、本当にたくさんの模型とともに展示されています。ぜひ行ってみてください。
[住所]東京都港区六本木7-22-2
[電話]03-5777-8600(ハローダイヤル)
[開館時間]10:00~18:00
[休館日]火曜日
[観覧料]一般1500円/大学生1200円/高校生800円