サンシャワー展~東南アジアの現代アート~
森美術館で開催されている、サンシャワー展に行ってきました。
サンシャワー展とは
この展覧会では、東南アジア地域の現代アートが展示されています。サンシャワーとは天気雨のことで、東南アジアでよくみられる気象現象であり、また急激な経済成長や戦争、植民地時代などの紆余曲折の歴史を経てきたことを暗示しています。国立新美術館と森美術館の2館で同時開催されています。
森美術館では入口で象が浮いています笑
気になった作品
《おじいちゃんの水路は永遠に塞がれた》スティラット・スパパリンヤー
この作品では、ダムとその下流の様子が映し出されています。急速な発展によって社会が電力に依存していくことや、ダムができたことで人々の生活が変わってしまうことがわかります。
《反射の中の対比》ホンサー・コッスワン
この作品、新聞紙を切って貼り付けたコラージュ作品なんです。水面のように反射した風景に別の世界が映っています。幻想的で驚きました。
《ムーンライト・フィエスタ》ウドムサック・クリサナミス
《荒れそうな空模様》フェリックス・バコロール
大量に吊り下げられたプラスチック製の風鈴は、東南アジアの大量生産に支えられたグローバル経済を表しているようです。
まとめ
サンシャワー展では、ほとんどの作品で撮影可能と参加型アートがメインとなっています。また、観覧料が他の展示よりも安く設定されているのでおすすめです。経済発展が目覚ましい東南アジアでは、変化する社会に対してメッセージ性の強い作品が多く勉強にもなります。
[住所]東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
[電話]03-5777-8600(ハローダイヤル)
[開室時間]10:00~22:00
[休館日]会期中無休
[観覧料]一般1000円/大学生500円